温める |
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普通、10℃以下の冬に適しています。燗につけるにはブリキや銅製、あるいは錫や陶製の加熱器を用い、加熱して40〜45℃(人肌以上のぬる燗)に温まれば飲めます。温めた加飯や元紅酒は、香り高く、ゆっくり味わうことにより心身を温め、胃を傷めることがありません。元紅酒は鶏・鴨・卵類を最も美味しく感じさせます。加飯(花彫)類は上等な酒の風格に富み、多くは来賓をもてなす場で飲まれ、雰囲気を一層盛り上げる効果もあります。温めたものは、蟹などの海鮮や冷たい前菜に合い、相互に引き立て、また、気分を盛り上げます。豚・牛・羊の肉と合わせると両々相まって、ますます良い効果を収めます。その他、加飯(花彫)酒、陳元紅、善釀、香雪と、味によって飲みかえることにより趣きを増すことができます。 |
冷やす |
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夏は3℃位の冷蔵庫に入れて、12時間以上冷やして飲むと美味しく召し上がれます。常温で貯蔵していたものはロック にして召し上がっていただいても構いません。
また、話梅(中国の干し梅)、レモン、サクランボ等の果物を入れたり、スプライトやコーラ、ジュース等で割るとカクテル のような味わいで飲みやすくなります。
各銘柄の紹興酒をブレンドして冷やして飲むと別の味わいがあります。 甘口の酒は冷やした後、炭酸水やミネラルウォーター、ソーダ水で割っても美味しく飲めます。とても暑い日、このよう
な飲み方をしていただきますと、爽快で、汗が引き、気持ちよくさっぱりします。 |
常温 |
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春と秋は各種銘柄とも、常温で飲むのが最も良く、最も本来の味を味わうことができます。春の陽が光り輝き、秋の空 が高く爽快なこの時期、友人や親しい人と団欒し、杯を交わすのは本当に楽しいものです。
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甘口の酒 |
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普通、甘い味付けの料理や菓子類に合わせられ、食前あるいは食後酒とするのが最も合い、胃を活発にする働きが あります。夏、白酒(中国の強いお酒の白酒)とブレンドして飲むと酒の効力が強烈になり、更に気分が高揚します。 |